🌟世界の名画「ブルターニュの干し草刈り」

✨☆✨「ポール・ゴーギャン」

1848年パリ～1903マルキーズ諸島

妻子ある両替商であったゴーギャンが画家

を志す必然性は何もなかった。

ブルジョアの快適な生活を棄てて、芸術家

の困難な暮らしを選んだ。

彼はピサロとたいへん親しく、何度か印象

派展に参加した。

彼は風景画ばかりではなく、版画、木彫り

をはじめ、テラコッタや陶器のオブジェな

どを制作した。

「ブルターニュの干し草刈り」

1888年油彩・キャンバス・一部分

「オルセー美術館所蔵」

ゴーギャンは干し草刈りの二つの段階をあり

のままに描写している。

まず熊手を使って小さな干し草の山をを作る

様、これに従事するのは二人の女と背を向け

ている男だ。

次に干し草の輸送だか、これは右手に遠ざか

る荷車より表現さるており、この荷車は前景

の乾いた干し草の列を対角線状上に引き延ば

している。

写実主義や象徴主義とは縁遠いこの作品は、

いわば純粋美学というべき新しい意味を生み

出している。

ゴーギャンはテーマを造形の表現の中に溶か

し去っているのだ。

「ヨーロッパ自然主義の画家たち」～引用

🐰By.miyoko.🐦