🌟世界の名画「手紙を書く婦人と召し使い」
「ヤン・フェルメール」
初期作品においては、なまの絵具を点々
とつなれた点描的手法や、時塗りのうえ
に油で薄くといた透明色を重ねるという
手法をしばしば用いており、そのことに
よって、内面性と堅固な材質感とがしっ
くりとむすびついていたのだが、後期の
作品においては、内面性や材質感への関
心が後景にしりぞき、色彩の効果を追う
志向が表面に出ている。
色彩をとおして、直ちに、内面化された
材質に触れるといったおもむきに乏しい
のである。
「解説・粟津則雄」~引用
「手紙を書く婦人と召し使い」
手紙を書く婦人のまなざしと、窓の外を
見やる召し使いのまなざしとが画面に作
り出す肉離れを支えようとでもするかの
ように、強い構築性が導入されていた。
「ヴァージナルの前に座る婦人」
部屋に右側から光を受けているものの、全
体としては薄暗い。
「ヴァージナルの前に立つ婦人」
部屋は左側の窓からさしこむ光によって
明るく照らし出されている。
✨☆✨✨☆✨✨☆✨✨☆✨✨☆✨
🐰フェルメールの描く人物の表情は、そ
の人の心理を読み解き、瞳を透かして心
のひだの中に入り込み、共に精神を共有
する描写がフェルメールの人間的な魅力
だと思います。
🎨By.miyoko. 🖌️